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ヘリコプター













アメリカにいた時の話なんですけどね。



その日はやたらヘリコプターの音がうるさくて目が覚めてしまいました。


学校まではまだ時間もあります。とりあえず、テレビのスイッチをつけたら、どこかで見たような風景でした。

そうです、うちの近所の空撮だったのです。うるさいと思っていたヘリコプターが撮影をしてたのでした。


いったい何が起きたの?
テレビを食い入るように見ていると、うちから2ブロック程離れたところにある銀行に強盗が入り、人質をとって立てこもっているとのことでした。

すごいな〜、さすがアメリカ。僕の住んでいたところはロサンゼルスなのですが、その中でもかなり安全なところといわれていたので、正直ショックでした。

まあ、それでもやっぱり野次馬根性がでてしまい、現場は見に行っちゃいました。

で、現場に行ってみると、案の定、映画でよく見る黄色いテープが張り巡らされていて、近くにはいけません。まあ、黄色いテープを見ただけで「お〜!」とか思っちゃいましたけど・・・。

ん〜ともかくこれは事件だ。とにかく日本の友達に伝えようと、メールをうちました。

現在ロサンゼルスの●●にあります××銀行に、強盗が人質をとって立てこもっている模様です!現在周りを警察が包囲をして犯人を説得しており、現場は膠着状態が続いております!何か動きがありましたらお伝えいたします!
以上ころるが現場からお伝えいたしました!

このメールの返信はすぐに返ってきました。

「やっぱりアメリカは危ないね」
「大丈夫なの?」
「銃声とか聞こえた?」


僕は昔塾の講師をやっていた時期があって、昔の教え子のKちゃんにも
メールを出していたのですが、

「わ〜大変ですね。こっちは今古典の授業です。先生は今日も遅刻してきたんですよ。も〜参っちゃいます。」











だいぶ平和だよね・・・。












そんなこんなで、僕は授業の時間が近づいてきたので学校へ向かいました。

学校は平和そのもので、車でわずか15分程度のところにある銀行に強盗が入って、テレビでやっていたにもかかわらず、クラスメートでその事件を知っていたのは、僕以外にあと一人だけでした。

やっぱりアメリカって、強盗とか日常茶飯事なんだな〜と妙に感心しちゃいました。




その後、うちに帰ってテレビをつけてみると例の銀行強盗事件をテレビでやっていました。

犯人は説得に応じ投降をして、人質も怪我ひとつなく無事に助けられたとのことでした。実はこの犯人が持っていた銃は偽物だったということも発覚していました。

レポーターは近くの住民にインタビューをしていたのですが、すぐ近くの高校生が答えていました。

「学校の近くでこんなことがあるなんて思わなかったよ!
 すごいエキサイティングだよね」




・・・エキサイティング、


すごいアメリカ人っぽい答えだな、おい。




やっぱりこの辺は安全なんだな〜と改めて感じちゃいました。

まぁ、誰も怪我もせず無事に事件が解決されたのでよかったよかった。

ある一日の出来事でした。


画像はこちらを使用しました。